こんな症状でお困りでないですか?
・膝の内側5cmくらい下に痛みがある
・押すと痛かったり腫れや熱がある
・階段の上り下りがつらい
・歩き始めると痛くなる
こんな症状に当てはまったあなたは、
もしかしたら
「鵞足炎」
かもしれません。
鵞足炎とは?
鵞足炎とは、膝から5cmほど下がったすねの内側にある「鵞足(がそく)」に炎症が起きてる状態です。
この鵞足には、「縫工筋」「薄筋」「半腱様筋」の3つの筋肉がまとまってくっついていて、その形がガチョウの足に見えることから「鵞足」と呼ばれています。
そして、鵞足炎はジョギングやサッカー・バスケなど、膝の曲げ伸ばしをよく行ったり、膝の下を外にひねる動きをするスポーツをする人に多く見られます。
段階別の症状
このように、はじめは違和感を覚える程度です。
しかし、放ったらかしにしていると徐々に慢性化して、痛みがひどくなっていきます。
そうすると、歩いたり階段の上り下りができないなど、日常生活にも支障が出てきてしまいます。
鵞足炎になる原因とは?
では、実際にこの鵞足炎になる原因は何でしょうか?
その原因は
大きく分けて3つあります。
それは
「筋肉の硬さ」
「関節の硬さ」
「筋力の低下」
です。
では、実際に鵞足炎が出る原因について一つずつ解説していきます。
膝の痛みの原因①
筋肉の硬さ
まず1つ目は、筋肉の硬さです。
鵞足炎になる場合、先ほどもお伝えしたように鵞足(膝の内側)についている「縫工筋」「薄筋」「半腱様筋」の3つの筋肉が硬くなることで、付着部である鵞足に強く引っ張られてしまいます。
この引っ張られた状態を続けていることで炎症が起こり、痛みが出てきてしまうのです。
ですので、これらの筋肉のどの筋肉があなたの膝の内側の痛みの原因なのかを見つけ出して、筋肉の柔軟性を回復させる必要があります。
膝の痛みの原因②
関節の硬さ
2つ目は、関節の動きが悪いということです。
膝の内側が痛いという人は、立った状態から
「右足を少し前に出して曲げて下さい」
と言うと、ほとんどの場合、膝が内側に入ります。
これは、二ーイントゥーアウトと呼ばれていて、膝が内側に入ってつま先が外に向いている状態です。
膝の関節というのは本来、曲げ伸ばしの機能しかなく内側に入れたり、外に広げたりする動きはありません。
ですので、この二ーイントゥーアウト状態では常に膝の内側に負担がかかってしまいます。
その結果として膝の内側に痛みが出てしまうのです。
そして、その膝が内側に入ってしまう原因というのは、ほとんどの場合膝にはありません。
では、どこにあるかというと「股関節」にある場合が多くあります。
なので、股関節の関節の動きが悪くなることで、その動きを膝が庇ってしまうことで痛みへとつながってしまうのです。
つまり、股関節の関節の動きを正常に戻していく必要があるのです。
膝の痛みの原因③
筋力の低下
3つ目は、筋力の低下によるものです。
先程は、筋肉の硬さによって痛みが出るとお伝えしましたが、これは筋力が低下することにより筋力のバランスが崩れて、痛みが出てしまうものです。
というのも、「二ーイントゥーアウト」は股関節の動きもそうですが、筋力低下がもたらす場合もあります。
本来、筋力のバランスが良ければ、膝が内側に入ることはないのですが、股関節を外に開く力が弱いと、内側の筋肉によって膝が内側に引っ張られてしまいます。
それにより、膝が中に入って鵞足の部分に負担がかかり、膝の内側の痛みへとつながってしまうのです。
そのため、筋力のバランスを見ていくということも大切になります。
つまり、
鵞足炎の原因は、
筋肉の柔軟性の低下
関節の可動域の低下
筋力の低下
が大きく関係しているのです。
ですので、
あなたの膝の痛みを改善するには
これらの筋肉や関節の問題を
取り除かなければなりません。
鵞足炎の痛みを
改善する方法
鵞足炎の治療法①
筋肉の硬さへのアプローチ
まず1つ目は、筋肉の硬さへのアプローチです。
これは硬くなってしまった筋肉をほぐすことで、筋肉の伸び縮みをスムーズにさせるための治療です。
鵞足炎の場合は、「縫工筋」「薄筋」「半腱様筋」の3つの筋肉が硬くなることで炎症が起こるので、これらの筋肉をほぐすことが、治療になります。
また、全ての人が、3つ全部の筋肉が硬いのでなく、違う特徴を持っているのでどの筋肉が硬くなっているのかをしっかりと見つけた上で柔軟性を回復させていくことが大切になります。
これの筋肉の柔軟性を回復させるためには、硬くなっている筋肉に対して「マッサージ」や「ストレッチ」をして、筋肉に柔軟性を与えることが大切です。
そして、この筋肉の硬さが取れてくることで、鵞足部分の痛みが取れるようになってきます。
鵞足炎の治療法②
関節の硬さへのアプローチ
2つ目は、関節に対してのアプローチです。
この関節に対してのアプローチは、「膝」ではなく、股関節や足関節といった、動きに問題のある関節に対しての治療になります。
例えば、股関節は「曲げる」「開く」など、ぐるぐるといろんな角度に動く「球関節」です。
一方の膝関節というのは「曲げる」という1つの動きしかできない「一軸性関節」です。
つまり、股関節の動きが悪くなってしまうと、その動きをカバーするために、膝関節に捻りなどの無理な負担がかかってしまいます。
そのため、股関節に原因がある場合は、関節の動きをよくさせるための矯正を行い、動きを正常にしてあげるという治療が必要になります。
鵞足炎の治療法③
筋力低下へのアプローチ
3つ目は、筋力に対してのアプローチです。
これは、シンプルに弱くなってしまった筋肉を鍛えていくものです。
もう少し詳しくお伝えすると、股関節を外に開くのはお尻の筋肉で、特に「大臀筋」「深層外線筋群」「中臀筋」というのを鍛える必要があります。
ただ、ここで「筋肉を鍛えることが、本当に治療になるのか?」と思うかもしれません。
しかし、筋肉というのはバランスが大事です。
もし、外旋筋が弱くなってしまうと、股関節を外に開く力が弱くなり、膝が内側に入ってきてしまいます。
なので、外旋筋をトレーニングをして、股関節を外に開く力をつけるということが、大事な治療となります。
これら3つの治療を行い
膝の痛みの
原因を取り除くことで
あなたの抱えている
鵞足炎の痛みを
改善することが出来ます!
しかし、
実際に自分の体が
「どの状態になっているのか?」
という原因をしっかりと見つけないと、
適切な鵞足炎の治療に進むことができません。
そのためには
「問診」「検査」
が必要になります!
この検査と問診を行うことで、
あなたの鵞足炎
の原因が分かり、
適切な治療に進むことができます。
そして、
この本当の痛みの原因を見つけ出す
プロが「ゆげ接骨院」です。
5月11日(土)まで限定