膝が痛くて病院に行ったら、
「変形性膝関節症です。原因は加齢ですね。
これは手術しないと治りませんよ」
そう病院の先生に言われたから、
「変形性膝関節症は治らないんだな」
なんて思っていませんか?
実はそんなことはないんです。
確かに「変形」というのは、骨の形が変わっているので、手術をしないと治りません。
しかし「膝の痛み」というのは、変形が原因ではなく、実は他に原因がある場合が多くあるのです。
そこで、この記事では変形性膝関節症の治療法について解説していきます。
変形=痛みでは関係ないの? |
なぜ変形性膝関節症で痛みが出るのか?
治療法の説明の前に、1つだけお伝えしておきたいことがあります。
それは「変形性膝関節症」=「痛み」では無いということです。
どういうことかと言うと、そもそも、骨というのは変形しても痛みは出ません。
「じゃあ、骨折したら激痛なのはなぜか?」
それは骨の周りにある「骨膜」というのが傷ついているからです。
それと同様に、軟骨にも痛覚がないので、痛みを感じません。
つまり、「変形しているから膝が痛い」「軟骨が擦り減っているから膝が痛い」というのは、膝の痛みの原因とは関係ないのです。
なので、膝の痛みを取っていくためには、膝を痛くしている原因に対してアプローチをしていくことが大切になります。
変形性膝関節症の痛みの原因3つ |
そして、その原因は大きく分けて3つあります。
それが「筋肉の硬さ」「筋力の低下」「関節の硬さ」です。
ということは、これらに対してアプローチをしていくことが、変形性膝関節症への治療になるのです。
変形性膝関節症の治療法
まず1つ目は、筋肉の硬さへのアプローチです。
これは硬くなってしまった筋肉をほぐすことで、筋肉の伸び縮みをスムーズにさせるための治療です。
例えば、膝の内側が痛い場合、内転筋と外転筋の硬さに違いがあることで痛みが出やすくなります。
また、太ももの前の筋肉である大腿四頭筋が硬くなっていると、膝のお皿の周りに痛みが出やすくなります。
そのため、内転筋や大腿四頭筋など、硬くなっている筋肉に対してマッサージやストレッチをして筋肉に柔軟性を与えることが大切です。
そして、それぞれの筋肉の硬さが取れてくることで、膝の内側の痛みや膝の曲げ伸ばしをスムーズにさせ、痛みを取るために必要な治療となります。
2つ目は、関節に対してのアプローチです。
この関節に対してのアプローチは、「膝」ではなく、股関節や足関節といった、動きに問題のある関節に対しての治療になります。
例えば、股関節は「曲げる」「開く」など、ぐるぐるといろんな角度に動く「球関節」です。
一方の膝関節というのは「曲げる」という1つの動きしかできない「一軸性関節」です。
つまり、股関節の動きが悪くなってしまうと、その動きをカバーするために、膝関節に捻りなどの無理な負担がかかってしまいます。
そのため、股関節に原因がある場合は、関節の動きをよくさせるための矯正を行い、動きを正常にしてあげるという治療が必要になります。
3つ目は、筋力に対してのアプローチです。
これは、シンプルに弱くなってしまった筋肉を鍛えていくものです。
もう少し詳しくお伝えすると、内側の筋力が低下していたら、内転筋のトレーニングをして内転筋を鍛えたり、ハムストリング(もも裏)の筋力が低下していたら、ハムストリングを鍛えるということが、この治療にあたります。
ただ、「そんな鍛えることが治療になるのか?」と思うかもしれません。
ですが、人間の体はバランスが大事なので、弱くなってしまっている筋肉に関しては、しっかりと鍛えて、前後・左右、内外の筋力バランスを整えていく必要があります。
それにより、膝に負担がかかりにくくなり、痛みも取れてくるのです。
つまり、弱くなっている筋肉に対しては鍛えていくということが、膝を良くしていくためには、大事な治療となります。
原因の見分け方
ここまでは、変形性膝関節症の治療法というのをお伝えしてきました。
そして、多くの場合これらの治療を行うことで膝の痛みは良くなります。
しかし、実際に自分の体が
「筋肉に問題があるのか?」
「筋力に問題があるのか?」
「関節に問題があるのか?」
という原因をしっかりと見つけないと、
適切な変形性膝節症の治療に進むことができません。
この検査と問診を行うことで、
あなたの変形性膝関節症の痛み
の原因が分かり、
適切な治療に進むことができます。
そして、
この本当の痛みの原因を見つけ出す
プロが「ゆげ接骨院」です。
3月30日(土)まで限定