その要因がこちらです。
・変形性膝関節症 ・半月板損傷 ・ジャンパー膝 ・ランナー膝 ・鵞足炎 |
例えば、変形性膝関節症になる原因は、加齢、肥満、怪我やリウマチなどを除いて、多くの場合が股関節や足の筋肉の硬さや筋力低下によって起こります。
また、鵞足炎は縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がまとまって付着している場所で、膝の曲げ伸ばしを頻繁に行うなど、スポーツ選手によく見られます。
ただ、これらの要因というのは、
あくまで病院に行ったら言われる
「病名」であり、
「痛み」の「原因」ではありません。
では、あなたの歩くと痛くなる
膝の原因はなんでしょうか?
膝の痛みの原因①
筋肉の硬さ
まず1つ目は、筋肉の硬さです。
これは、膝周りの筋肉が硬くなることによって、歩く際に膝外顆痛くなるものです。
膝というのは、大腿四頭筋(太ももの前)・ハムストリング(もも裏)・内転筋(内側の筋肉)・外転筋(外側の筋肉)・ふくらはぎといったように、さまざまな筋肉が集まってきます。
例えば、縫工筋、薄筋、半腱様筋という3つの筋肉がまとまって付着している鵞足に負担がかかり続けると「鵞足炎」を起こし、曲げる際に痛みを出してしまいます。
また、股関節〜膝に付いている大腿四頭筋が硬くなると、筋肉の伸び縮みがスムーズにいきません。
それにより、付着している「膝のお皿付近」に痛みを出してしまいます。
つまり、筋肉に硬さがあると、歩く際に膝に痛みが出やすくなるのです。
膝の痛みの原因②
筋力の低下
2つ目は、筋力の低下によるものです。
先程は、筋肉の硬さによって痛みが出るとお伝えしました。
これは筋力が低下することにより、筋力のバランスが崩れて、痛みが出てしまうといったものです。
例えば、歩くと膝の内側が痛いといった場合、内側の筋肉が弱くて、外側の筋肉が強くなってしまうことで、内側に負担がかかり痛みが出やすくなってしまいます。
同様に、ももの前の筋肉が強くて、後ろの筋肉が弱いと、筋力バランスが崩れて膝に負担がかかりやすくなります。
このように、筋力バランスが崩れることによって、歩く際に痛みが出やすくなるのです。
膝の痛みの原因③
関節の硬さ
3つ目は、関節の動きが悪いということです。
これは、関節の動きが悪いことによって、膝に負担がかかって痛みが出てしまうものです。
そして、この場合は膝に問題があるのではなく、股関節や足関節に問題がある場合が多くあります。
例えば、股関節というのは「曲げる」「開く」というように、いろんな角度に動かすことができる関節です。
一方の膝関節は「曲げる」という一つの動きしかできない関節のため、股関節の動きが悪くなってしまうことで、その動きをカバーするために膝に負担がかかります。
それにより、歩く際に痛みが出やすくなります。
あなたの膝に、今「痛み」や「違和感」があるという状態は、何らかの問題を抱えています。
もし、その症状をほったらかしにしておくと、どんどんひどくなってしまう可能性があります。
症状の段階としては以下の内容です。
このように、はじめは「違和感」や「動けるけど痛い」程度です。
この時、多くの人がそのまま放っておいたり、
中には病院や接骨院で電気治療を受けたり、
コルセットやサポーターなどをして、
ひどくなるのを防ごうとします。
ですが、残念ながらそれらの処置では、症状の悪化を防ぐことが出来ても、治すことはできません。
それは、電気治療やコルセット・サポーターは、あくまでその場の痛みを何とかする
「対症療法」であり、症状が改善に働くものではないからです。
仮に痛みが取れたとしても、
それは「痛みが取れた」=「治った」
ではありません。
反対に、これらの対症療法に
頼っていると、
かえってひどくなる場合もあります。
例えば、
コルセットをすることで、患部の固定は出来ますが、固定を続けていることで、筋肉の低下に繋がります。
また、サポーターは固定している部分の筋肉や関節の萎縮や拘縮に繋がってしまうため、これらの固定に頼りすぎるのは良くありません。
さらに「痛み止め」を処方されて飲んだりすることで、その場の痛みは軽減するかもしれません。
しかし、痛みがないだけで悪い膝の状態が変わっているわけではないので、さらに悪化させてしまう危険性が高くなります。
つまり、これらの対症療法ばかりに頼っていては、根本的な原因が残っているので、一時的に痛みが取れても、痛みが繰り返し出やすくなってしまうのです。
そして、そうしてるうちに症状が進行し「動けない」「しびれがでる」という状態になり、その悪い状態が長く続くほど、もう元の体には戻れなくなってしまいます。
そのため、できるだけ早い段階で悪化を食い止めて、適切な治療をしていくことが大切になります。
あなたの膝を良くしていくには、痛みを出している「根本的な原因」を見つけることが大切になります。
しかし、多くの治療院が、その根本的な原因を見つけられないでいます。
仮に「原因が見つかりました」と言われても、それは的を得た原因ではない可能性があります。
では、なぜそう言えるのでしょうか?
それは「検査」や「問診」が不十分だからです。
例えば、病院に行けば、レントゲンやMRIを撮って画像をもとに原因を特定しようとします。
ただ、レントゲンを撮ることで、骨に異常がないことというは分かりますが、「筋肉」や「関節」の動きの状態までは分かりません。
同様に、接骨院や整体で「痛みを出す動き」の検査をしても、これだけでは情報が少なすぎて、痛みの根本的な原因を見つけ出すことができません。
つまり、画像診断や痛みを出す動きの検査だけでは、根本的な原因は分からないのです。
さらに言ってしまうと、検査と「問診」を組み合わせないと、痛みが出てしまった原因を特定することはできません。
なぜなら、この問診を行うことで、原因の9割を特定できるからです。
そして、この問診も、多くの治療院が自分の院でできる治療に当てはめるために「姿勢が悪い」「骨盤が悪い」「内臓が悪い」など、結論に繋がるような問診をします。
ですが、大切なことは、問診を通じてあなた自身が気づいていない、潜在的な体の問題を見つけ、さらに検査も組み合わせて浮かび上がってきた問題点を治療に繋げることです。
そのため、当院は「問診」や「検査」に時間をかけ、導き出した問題に対してあなたに治療を提案します。
3月30日(土)まで限定